TangoLove-Night @ KialaReport  Aug 22, 2004
猛暑の記録を更新したこの夏ですが、久しぶりに涼しい8月の日曜日、オリンピック観戦で寝不足も極限に達しつつある方々には心も体もリラックスするTangoLoveイベント。 ご参加された方も、残念ながら参加できなかった方も WEBでお楽しみください
22日の日曜日は、台風の接近で東京は穏やかな気候。 もしや
雨かも!そんな心配をよそに、今日の内容は盛りだくさん。なんと、
一晩に2組のライブバンド、3組のダンサーと豪華な内容。時間配分も
DJタイムが不要なくらい、生演奏にどっぷり浸かれる夜になりました。
定刻を少し遅れて開場し、40分程経過してベーシックステップレクチャーがスタート。いつものJoe&Hiromi先生はブエノスアイレスのタンゴ世界選手権に出場の為、ユージン&アリサ先生が丁寧なレッスンで会場も少しずつ熱気を帯びてきました。
レクチャー終了後、ステージには3人の演奏者が。北九州市を
中心に活躍するトリオロスファンダンゴスのメンバーが、東京での初演奏です。
踊りに来ているお客様も、うまく乗せて? 
盛り上げるマイクパフォーマンスも
さることながら、全曲楽譜なしでの
暗譜による演奏は、
丁度遊びにいらしていた
バンドネオン奏者の小松亮太さんも
「うーん、うまい!」と唸るクオリティー。

 

曲の最後には、
なんとケンジ&リリアナさんが
コメディー風の衣装で登場。

会場は一気に歓声の
ボリュームが上がりました。

矢継ぎ早に、棚田晃吉・典子さんのタナディーズが登場、二人の世界に
お客さんを引き込むと次は、ケンジ&リリアナさんが雰囲気をガラット変えて
登場。うーん、二組とも、本当に役者!! シリアスとコメディーを
うまく使い分け、会場全体をあっという間に引き込みます。
そして、演奏も負けてはいません、ファンダンゴスの演奏とトーク、そして踊りのベストマッチングのエンターテイメント性の高さは、必見のショーでした。
最後は、リリアナさんも、棚田典子さんも男装してコメディータッチの2組4人での踊り。会場は笑いと感動の空気に包まれました。
演奏と踊りが終了すると、すぐさま舞台には会田桃子&Quatrocientosの
カルテットが登場。 そして、フロアーにはユージン&アリサのペアーの姿が。
ユージン&アリサの若々しく妖艶な踊りが、
心地く懐かしささえ覚える演奏と共に繰り広げられると、
会場の雰囲気はガラットその様相を変え始めました。
タンゴは音楽、踊り、観客・・・様々な要素で成り立つことを肌に感じつつ、
演奏と踊りに注がれる視線が演奏終了と共に、大きな拍手にかわりました。
その勢いは留まることなく、演奏は一層力強く会場に響きわたり、
誘われるように大勢のお客様がフロアーに流れ込み踊りだしました。
その時、「タンゴ」を作るのは会場の皆様だということが、演奏者と理解しあえているような連帯感が空気に伝わったような気がしました。

熱い演奏の最後は、なんと先ほどのトリオロスファンダンゴスと
東西ジョイントライブ。事前打ち合わせも何もしていないのに!!

音楽で会話しながらの演奏は見ごたえあり踊りがいありの旋律に、
盛り上がりは最高潮に。

最後のしめくりは
久しぶりで慣れない手つきのDJ Baronが音楽を操ります。
フロアーには、先ほどの演奏からちょっと熱気を残しままの
男女が繰り出します。また、ステージの脇では演奏者
同士の熱い語り合い。  タンゴの楽しみ方は様々です。

DJが最後の曲を流す頃、皆さんの心地よい疲労と充足の笑顔を浮かべながら
会場を後にする姿に、スタッフ一同も充足感に満たされて会場は灯を落としました。

次回のTangoLove−Night@Kialaは9月26日。
ペシャルバンドの参加が予定されるイベントです。
それではまた、同じ場所で多くの方にお会いできますように。

レポーター (バロン池田)




DATA: TangoLove-Night@Kiala
日 時: 2004/8/22(日)
場 所: 竹芝「Kiala」
運 営: TangoLove
Live: トリオロスファンダンゴス
会田桃子&Quatrocientos
ダンサー:

ケンジ&リリアナ
棚田晃吉・典子 タナディーズ
ユージン&アリサ

DJ: Baron
Photo: Mayo
後 援: アルゼンチン共和国大使館
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